黒亀号改め「かめLife」

バイク(BUELL XB9R)とDIYのよるガレージ製作を中心としたDIYの日記です。

 

エンジンパーツの保管方法

20160708①

お勉強用エンジンで遊ぶのはとっても楽しいのですが、分解する程に作業台の上は取り外した部品達でエライことになってしまいます。

そこで取り外した部品達をどっかに片付ける必要があるのですが、多分、というか間違いなくデリケートな部品だと思うのでどうやって保管しようか少々悩みます。

そう言えば、昔ヤマハで鉄製の純正部品を注文したら、錆防止の油紙みたいなのが部品と一緒に封入されておったことを思い出しました。


20160708②

そんな訳で、とりあえずカムギアが錆びないようにオイルを塗りたくります。

こういう時、安価なレブテックが大活躍。


20160708③

続けて登場したのはみなさまお馴染み、サランラップ。


20160708④

サランラップで、レブテック漬けにしたカムギアを包み込んでやりました。

最初は小さなポリ袋に入れてやろうかと思っていたのですが、ポリ袋だとどうしても空気も一緒に封入しちゃうので、多分こっちの方がより錆びにくいハズ。

ラップって、フォークシールを入れる時とか、マスターシリンダーのカップを組み立てる時とか、意外とガレージで使用することがあるので、私のガレージには常にラップが置いてあります(笑)


20160708⑤

この後、周りに緩衝材を巻いてから「buell XB9Rカム」と書いたタッパーに放り込んで終了。

ラップを使うなんて、我ながら天才的な閃きだ!と自画自賛しながらヤフオクを徘徊していたら、全く同じようなことをしている業者さんを発見。
(ミッションギア一式をラップで包んでおりました)

そりゃ、誰だってこんなこと考え付くよねー?と考え直しつつも、同じことをしている人がいるってことは、多分そんなにダメダメな保管方法じゃないと信じたいところです。

ラップが溶けた~とか、もし何か問題があればご報告しますので、是非お楽しみに・・・?


buell XBのエンジンをバラバラにしよう!#6;オイルポンプの取り外し

どうも皆さまこんにちは。
なかなか更新できませんが、引き続きエンジン分解の作業紹介します。


20160505①

本日はオイルポンプの取り外し。
オイルポンプは文字通りエンジンの潤滑に必要なオイルを送り出す、とっても重要な部品です。

オイルフィルターの左にある、銀色の円筒形のユニットがオイルポンプです。
場所と形状は、兄弟車のスポーツスターとほとんど同じですね。


20160505②

底から見た感じ。
シリンダー同様、ハーレーの刻印がありますね。

オイルポンプは蓋の固定ボルトも兼ねている銀色のヘックスボルト2本でクランクケースに固定されています。
蓋を外す場合(そんなことまぁないでしょうけど・・・)は、更に2本の黒いトルクスネジを取り外す必要があります。


20160505③

蓋を外したところ。

buell XBのオイルポンプは世の多くの車・バイクと同様、トロコイド式。
ただ、ドライサンプ式のエンジンなのでオイルポンプはフィードポンプ(送り)とスキャベンジングポンプ(戻り)の2つ存在します。
蓋を外して見えるのは、フィードポンプの方。
2つのオイルポンプは同軸で駆動されています。


20160505④

オイルポンプはクランク軸の回転で駆動されます。
クランクシャフトについているスクリューみたいなギアがドライブギア。砕け散る恐れがあり、高年式では真鍮製の対策品に切り替えられたアレです。
クランク軸と直角に位置する軸がオイルポンプの駆動軸。


20160505⑤

蓋の裏側はこんな感じ。
こちらは送り側のポンプですが、オイルタンクからきたオイルは蓋の左側から蓋内部の左側の溝に入ってきます。溝の中のオイルはオイルポンプのローターで右側の溝に送られ、蓋右部からオイルフィルターへと送られます。


20160505⑥

オイルポンプユニットは2階建てになっており、下部にフィードポンプ(送り側)が、上部にスキャベンジングポンプ(戻り側)があります。
写真左側の薄っぺらい方がフィードポンプで、右側の分厚い方がスキャベンジングポンプ。
オイルタンクにオイルを戻すポンプの方が遥かに容量が大きそうです。でもまぁ、送り側と違って戻り側はエアとか噛んで常に一定の量を回収できるわけではないでしょうし、そんな環境でもしっかりオイルを戻さないとそれこそクランクにオイルが溜まりまくってしまうので、それも当然でしょうか。

両者の間は写真中央のプレートで区切られていますが、このプレートはただ入れられているだけで、シール性を確保するものは何もありません。ということは、少なからず両ポンプの間は微量のオイルが行き来できるような気がするのですが、そんな微量な量は特に気にしなくていいってことでしょうか?


20160505⑦

オイルポンプの中心とも言える、このローターの動きがイマイチ実感できなかったので、マジックでマーキングして動かしてみました。写真では反時計回りに動かします。


20160505⑧

駆動軸を180°回転させた状態。
内ローターは駆動軸により、そして同時に外ローターは内ローターによってそれぞれ駆動されます。
内ローターは駆動軸と連動して180°動きますが、外ローターと内ローターとでは歯数が異なる為、180°も動いていません。


20160505⑨

更に180°回した状態。
内ローターの歯数は8、外ローターの歯数は9なので、1回転で1山分ズレが生じるように動きます。
この歯数の違いと、微妙に回転軸が中心からズレていることでローター内には常にある部分だけ空間が生じる訳です(写真ではローターの下側)。
この空間はローター1回転の間に徐々に増加し、徐々に減少していくので、この空間を利用してオイルを搬送するのです。
(分かりにくかったら、オイルポンプの蓋裏側の写真を合わせて見てネ!)

you tubeなんかで検索すると、カットモデルでの作動イメージの動画もあったのでとても理解しやすかったですよ。
いやぁ、この構造を考えた人はすごいですねー。


buell XBのエンジンをバラバラにしよう!#5;クランク取り出し

20160308①

クランクケースを割って、クランクの取り出し。
流石はハーレー系のエンジン・・・なんともおっきいフライホイールです。


20160308②

ミッション一式が既に取られているエンジンですので、当然クランクケースは私が入手する前に一度分解されております。
おそらく、その際クランクセパレーター等を使わず、マイナスドライバーとかでごりごりやったのでしょう、ケースの合わせ面に傷がついちゃってます。


20160308③

20160308④

20160308⑤

クランク軸やフライホイールに無数の傷があります。
シリンダーのスカートも欠けてたし、このエンジン、生前一体何があったんでしょうか?
がっくし・・・。


20160308⑥

スポーツスター系のエンジンはクランク部とミッション・プライマリー部は異なる部屋で別々のオイルが使用されておりますが、こちらのミッションケース部には何やら細かいスラッジがたくさん。

とは言っても、ミッションオイルはエンジンオイルと違って循環・濾過がされてる訳じゃないし、これが普通なのか、普通じゃないかはまだちょっと分かりません。


20160308⑦

20160308⑧

ビューエルの、というかハーレー系のエンジンはフロントバンクとリアバンクでコンロッドの形が違います。
この構造により、クランクシャフトが短くできるし、前後のシリンダーをずらして配置しなくても良くなります。

んー、言葉で言い表すのが難しいのですが・・・


20160308⑨

例えば、これはヤマハ ドラッグスター400のOHC空冷V型二気筒エンジンのクランクですが、前後のコンロッドが並んで装着されております。

こういうコンロッドの取り付け方法をすると、

20160308⑩

当然、前後のシリンダーもずらして配置しなきゃいけなくなりますね。

この前後でズレたシリンダーの配置が美しくない!!と昔散々友人(ハーレー乗り)に言われたものです(もちろん、冗談ですよ)。
いや、今考えると本当にどーでもいいことなんですが、気になる方には気になるようです。

OHCは前後の気筒でそれぞれ独立したカムチェーンを設ける必要があるので、どうしても前後の気筒は逆向きに配置しないといけません。

とはいっても、気筒が逆向きでも前後でピストンの位置くらい、やろうと思えば合わせられるんじゃね?と素人ながら思ってしまいますが、世のOHCツインが軒並み前後のシリンダーをズラしていることを考えるとやっぱりメカニズム的に無理だったり、やる意味がなかったりするんでしょうね。


話がかなり脱線してしまいましたが、ビューエルくんのクランクに戻りまして・・・・

20160308⑪

コンロッドとフライホイールはドラッグスターのようなボルトでの組み立てではないので、分解は厳しそう。
いかにも素人には手がでないようなものが圧入されています。

サービスマニュアルにも、もしコンロッドとフライホイールのクリアラスが規定以上になったら、アッセンブリで交換!と記載されておりますし、分解・調整は想定されていないようです。



buell XBのエンジンをバラバラにしよう!#4;プッシュロッドカバーとスタッドボルトの曲がり

20160304①

プッシュロッドカバー外しました。
初めて中を見ましたが、本当にただのカバーって感じ。中には特に何もありません。

この超プラスチック感丸出しな部品は、私がXB系エンジンで一番なんとかしたい部分なのです。ハーレー系のエンジンなのだから、XLエンジン見たいに金属パーツにしてくださいよー。


20160304②

そんな訳で似たようなエンジンを持つスポーツスター系のプッシュロッドカバーに交換したいなぁ、と長いこと思っておりました。
しかしながら、昔からプッシュロッドカバー内はロッカーアームへのオイル経路になっているものなので、このXBのエンジンでも当然そのはず。
プッシュロッドの間にいかにもオイルの経路っぽい穴が開いて空いておりますが、スポーツスターにはこんな穴無かったような・・・

流石にポンつけは無理っぽそう?まずは両車のサービスマニュアルで調べる必要がありそうですね。


20160304③

ふとシリンダーが外されたエンジンを見ていると、なんか違和感。


20160304④

あー、スタッドボルト曲がってるー!!


20160304⑤

当たり前ですが、ここには本来シリンダーがくっついているので、普通このスタッドボルトは曲がりません。

ということは、シリンダーを外した状態でエンジンを倒したとか、上に物を落としたとか?

うーん、謎だぁ・・・。


20160304⑥

どんどん発覚していく残念ポイントでお疲れの心を落ち着かせる為に、カムカバーにカムギアをセットしてくるくる回してみました。
(カムの向きは適当ですよ)

このメカメカしい感じこそ、4カムエンジンの醍醐味?

エボ以前のビッグツインやシングルエンジンは1カム、ツインカム以降のビッグツインや4発等マルチの多くは2カムであることを考えると、4カム(しかもこんなに密集)ってなかなか珍しいかもしれませんね。


buell XBのエンジンをバラバラにしよう!#3;カム周りの分解とクランク取り出し

どうも皆さまこんばんは。

昨日はあいにくの大雨でしたが、少し時間を作ることができましたので倉庫に籠ってビューエルXBのエンジン解体作業を進めておりました。
天気が悪くても作業できるというのは、いいものですねー。


さて、今回はカム周りをバラシていきますよー。


20160221①

いきなりですが、カムカバーを取り外したところ。

まさかカムが入っているとは思ってなかったので、少しびっくり。そして、ラッキー!

(クランクのピックアップローターを外さずにカバーを取り外したので2番カムがカバーにくっついてますが、これは間違った手順ですので真似しないで下さいね)


そうそう、この「カムカバー」という名称に騙されそうになりますが、このカバーは単なるカバーではなく、カムの軸受けを兼ねているとても重要な部品。

そして、通常そのカムはバルブスプリングの力をバルブ→ロッカーアーム→プッシュロッドを通ってもろに受けているので、簡単に引っこ抜いていい部品ではないのです。

このエンジンにはプッシュロッドもロッカーアームもついていないので好き勝手に簡単に外しておりますが、通常はクランクの位置を調整した上でロッカーアームをバラシてからではないと外していい部品ではありません。

シリンダーヘッドが露出しているスポーツスターならまだマシですが、フレームでシリンダーヘッドを覆っているビューエルだとかなり大変な作業ですね・・・。


20160221②

そんなとても重要な部品のくせに、ごく普通のキャップボルト×7で固定されているだけ。

こういう場所こそ、トルクスとか特殊なネジを使えばいいのに・・・

なお、ボルトのサイズは全て同じのようです。


20160221③

カムの軸受けはクランクケース・カムカバーのどちらもブッシュタイプ。

カムカバーを取り外すときにドライバーでこじったり、ハンマーでどついたりするとこのブッシュを痛めてしまうので、ギアプラーかなんかで真っすぐ引き抜いてあげましょうね。


20160221④

クランクシャフトにはカムを駆動させるピニオンギアと、オイルポンプを駆動させるオイルポンプギアが装着されています。

ピニオンギアは手前の真っすぐな歯車のギアで、このギアが2番カムを駆動させます。

その奥のスクリュー状のギアをしているのがオイルポンプギア。

いずれも一番手前のナットで固定されており、これらのギアがクランクシャフトに装着されたままだとクランクをケースから取り外すことができません。


20160221⑤

20160221⑦

ピニオンギアを固定しているナットはそのままではクランクが回転して取り外すことができないので、このような特殊工具が必要になります。

JIMSの#1665で、2000年以降のビューエルだけでなく、同じく2000年以降のスポーツスターにも対応しているので簡単に入手することができます。


20160221⑥

ピニオンギアを固定しているナットのサイズは24mmのようです。

ソケットだとディープソケットではないと届きませんが、そんなに強い力で固定されている訳ではないので、メガネレンチで十分取り外すことができます。

インパクトレンチの使用は厳禁のようです。


20160221⑧

取り外したナットとギアを装着されていた通りに並べてみました。

右のオイルポンプギアですが、このギアは強度的に問題があったのか後に対策部品が出たことは有名ですね。

海外の某サイトで公開されているこのギアの粉砕写真は何度見ても恐ろしいものです・・・・が、このギア一個交換するだけで滅茶苦茶手間が掛かるので、私はなかなか交換に踏み出せないでいます。


20160221⑨

20160221⑩

ギアを取り外したら、クランクをケースから取り外すことができました。

このエンジンはシリンダーヘッドとプライマリー周りがごっそりないので簡単に分解できましたね。

残るはクラッチユニットとオイルポンプの分解、そして各部品のチェックとなります。


プロフィール

おかぷ

Author:おかぷ
BUELL XB9Rでのバイク遊びと、DIYによるスチールガレージ改造をメイン扱っているブログ。
過去の内容をまとめたホームページもやってます。

過去作業のまとめ
KAMElife
過去の作業内容をまとめたページです。
なるべくブログ形式より見やすいようにしています。

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