黒亀号改め「かめLife」

バイク(BUELL XB9R)とDIYのよるガレージ製作を中心としたDIYの日記です。

 

お勉強用XB9Rエンジンユニット クランクケース洗浄・点検

20170815_1BuellXBクランクケース

随分前に購入した、お勉強用かつ部品取り用のXB9Rのエンジンユニット。

長いこと放置状態でしたが、夏休みで少し時間ができたので少しづつ続きの作業を進めますよ。


20170815_2BuellXBクランクケース

このエンジン、外側は派手に転倒した形跡があるし、スタッドボルトも曲がっていてエンジン降ろした後も倒したりしたと思われるし、加えてクランクケースには金属片が大量に付属しております。・・・まぁ、とにかくボロボロの状態。

スポーツスター系のエンジンはミッションケースとクランクケースが一体化になっているものの、それぞれの部屋は完全に分かれております。そこは、ビッグツイン系と同じですね。
今回、大量の金属片が付着しているのはミッションケースの方。

じゃあ、このエンジンは生前、ミッション部で何かしらのトラブルがあったのかな?

いえいえ・・・

20170815_3BuellXBクランクケース

それが、なぜかクランクケース側にも金属片が。
もう、なぜこんなことになっているのかさっぱり分かりません。


20170815_4BuellXBクランクケース

考えても分かりっこないので、とりあえず綺麗に洗浄してやりましょう。

ベアリング類はゴリゴリの見本かと思うくらい、ゴッリゴリなので、どうせ交換しなくてはなりません。ベアリングの油分など気にせず、徹底的に洗浄してやります。
きっと、すごい量の金属片がケース内にあったんでしょうね。


20170815_5BuellXBクランクケース

洗浄した結果、やはりミッションケース内に盛大なトラブル跡を発見。


20170815_6BuellXBクランクケース

20170815_7BuellXBクランクケース

これは一体何があったんでしょうね。

とにかく、何かしらの部品が破損、脱落して、ミッションギアに噛み込みながら暴れまわった、といったところでしょうか。
ミッションケースのベアリング類はもれなくゴリゴリで、一方でクランクシャフトのベアリングのダメージはほとんどなく、またオイルポンプの状態も良好だったことから、トラブル元はミッションで間違いなさそう。

でも、それならどうしてクランクケースにも金属片が???


20170815_8BuellXBクランクケース

XBエンジンとXLエンジンのクランクケース。
これらの下にはアッセンブリ状態のXBエンジンもございますよ。

一応断っておきますが、私はエンジンのオーバーホールなんて全くできません。せいぜい、マニュアルを参考に分解して、適当に形だけ組み立てる程度。
ガスケットを新品にする位ならともかく、クランクの芯だし?クリアランス調整?無理無理!そんなの内燃機さんに丸投げしようよ!

そんなレベルのド素人ですけれども、実際にエンジンを分解して、マニュアルと照らし合わせて・・・ってしていると、だんだんと何とかなりそうな錯覚に陥ってくるので恐ろしいものです。
エンジン自体も、買う気になればヤフオクでポチれば家に届くし!

これも、単純な構造のOHVエンジンを搭載しているBuell・ハーレーの楽しみ方の一つかもしれませんね。


エンジンパーツの保管方法

20160708①

お勉強用エンジンで遊ぶのはとっても楽しいのですが、分解する程に作業台の上は取り外した部品達でエライことになってしまいます。

そこで取り外した部品達をどっかに片付ける必要があるのですが、多分、というか間違いなくデリケートな部品だと思うのでどうやって保管しようか少々悩みます。

そう言えば、昔ヤマハで鉄製の純正部品を注文したら、錆防止の油紙みたいなのが部品と一緒に封入されておったことを思い出しました。


20160708②

そんな訳で、とりあえずカムギアが錆びないようにオイルを塗りたくります。

こういう時、安価なレブテックが大活躍。


20160708③

続けて登場したのはみなさまお馴染み、サランラップ。


20160708④

サランラップで、レブテック漬けにしたカムギアを包み込んでやりました。

最初は小さなポリ袋に入れてやろうかと思っていたのですが、ポリ袋だとどうしても空気も一緒に封入しちゃうので、多分こっちの方がより錆びにくいハズ。

ラップって、フォークシールを入れる時とか、マスターシリンダーのカップを組み立てる時とか、意外とガレージで使用することがあるので、私のガレージには常にラップが置いてあります(笑)


20160708⑤

この後、周りに緩衝材を巻いてから「buell XB9Rカム」と書いたタッパーに放り込んで終了。

ラップを使うなんて、我ながら天才的な閃きだ!と自画自賛しながらヤフオクを徘徊していたら、全く同じようなことをしている業者さんを発見。
(ミッションギア一式をラップで包んでおりました)

そりゃ、誰だってこんなこと考え付くよねー?と考え直しつつも、同じことをしている人がいるってことは、多分そんなにダメダメな保管方法じゃないと信じたいところです。

ラップが溶けた~とか、もし何か問題があればご報告しますので、是非お楽しみに・・・?


buell XBのエンジンをバラバラにしよう!#6;オイルポンプの取り外し

どうも皆さまこんにちは。
なかなか更新できませんが、引き続きエンジン分解の作業紹介します。


20160505①

本日はオイルポンプの取り外し。
オイルポンプは文字通りエンジンの潤滑に必要なオイルを送り出す、とっても重要な部品です。

オイルフィルターの左にある、銀色の円筒形のユニットがオイルポンプです。
場所と形状は、兄弟車のスポーツスターとほとんど同じですね。


20160505②

底から見た感じ。
シリンダー同様、ハーレーの刻印がありますね。

オイルポンプは蓋の固定ボルトも兼ねている銀色のヘックスボルト2本でクランクケースに固定されています。
蓋を外す場合(そんなことまぁないでしょうけど・・・)は、更に2本の黒いトルクスネジを取り外す必要があります。


20160505③

蓋を外したところ。

buell XBのオイルポンプは世の多くの車・バイクと同様、トロコイド式。
ただ、ドライサンプ式のエンジンなのでオイルポンプはフィードポンプ(送り)とスキャベンジングポンプ(戻り)の2つ存在します。
蓋を外して見えるのは、フィードポンプの方。
2つのオイルポンプは同軸で駆動されています。


20160505④

オイルポンプはクランク軸の回転で駆動されます。
クランクシャフトについているスクリューみたいなギアがドライブギア。砕け散る恐れがあり、高年式では真鍮製の対策品に切り替えられたアレです。
クランク軸と直角に位置する軸がオイルポンプの駆動軸。


20160505⑤

蓋の裏側はこんな感じ。
こちらは送り側のポンプですが、オイルタンクからきたオイルは蓋の左側から蓋内部の左側の溝に入ってきます。溝の中のオイルはオイルポンプのローターで右側の溝に送られ、蓋右部からオイルフィルターへと送られます。


20160505⑥

オイルポンプユニットは2階建てになっており、下部にフィードポンプ(送り側)が、上部にスキャベンジングポンプ(戻り側)があります。
写真左側の薄っぺらい方がフィードポンプで、右側の分厚い方がスキャベンジングポンプ。
オイルタンクにオイルを戻すポンプの方が遥かに容量が大きそうです。でもまぁ、送り側と違って戻り側はエアとか噛んで常に一定の量を回収できるわけではないでしょうし、そんな環境でもしっかりオイルを戻さないとそれこそクランクにオイルが溜まりまくってしまうので、それも当然でしょうか。

両者の間は写真中央のプレートで区切られていますが、このプレートはただ入れられているだけで、シール性を確保するものは何もありません。ということは、少なからず両ポンプの間は微量のオイルが行き来できるような気がするのですが、そんな微量な量は特に気にしなくていいってことでしょうか?


20160505⑦

オイルポンプの中心とも言える、このローターの動きがイマイチ実感できなかったので、マジックでマーキングして動かしてみました。写真では反時計回りに動かします。


20160505⑧

駆動軸を180°回転させた状態。
内ローターは駆動軸により、そして同時に外ローターは内ローターによってそれぞれ駆動されます。
内ローターは駆動軸と連動して180°動きますが、外ローターと内ローターとでは歯数が異なる為、180°も動いていません。


20160505⑨

更に180°回した状態。
内ローターの歯数は8、外ローターの歯数は9なので、1回転で1山分ズレが生じるように動きます。
この歯数の違いと、微妙に回転軸が中心からズレていることでローター内には常にある部分だけ空間が生じる訳です(写真ではローターの下側)。
この空間はローター1回転の間に徐々に増加し、徐々に減少していくので、この空間を利用してオイルを搬送するのです。
(分かりにくかったら、オイルポンプの蓋裏側の写真を合わせて見てネ!)

you tubeなんかで検索すると、カットモデルでの作動イメージの動画もあったのでとても理解しやすかったですよ。
いやぁ、この構造を考えた人はすごいですねー。


buell XBのエンジンをバラバラにしよう!#5;クランク取り出し

20160308①

クランクケースを割って、クランクの取り出し。
流石はハーレー系のエンジン・・・なんともおっきいフライホイールです。


20160308②

ミッション一式が既に取られているエンジンですので、当然クランクケースは私が入手する前に一度分解されております。
おそらく、その際クランクセパレーター等を使わず、マイナスドライバーとかでごりごりやったのでしょう、ケースの合わせ面に傷がついちゃってます。


20160308③

20160308④

20160308⑤

クランク軸やフライホイールに無数の傷があります。
シリンダーのスカートも欠けてたし、このエンジン、生前一体何があったんでしょうか?
がっくし・・・。


20160308⑥

スポーツスター系のエンジンはクランク部とミッション・プライマリー部は異なる部屋で別々のオイルが使用されておりますが、こちらのミッションケース部には何やら細かいスラッジがたくさん。

とは言っても、ミッションオイルはエンジンオイルと違って循環・濾過がされてる訳じゃないし、これが普通なのか、普通じゃないかはまだちょっと分かりません。


20160308⑦

20160308⑧

ビューエルの、というかハーレー系のエンジンはフロントバンクとリアバンクでコンロッドの形が違います。
この構造により、クランクシャフトが短くできるし、前後のシリンダーをずらして配置しなくても良くなります。

んー、言葉で言い表すのが難しいのですが・・・


20160308⑨

例えば、これはヤマハ ドラッグスター400のOHC空冷V型二気筒エンジンのクランクですが、前後のコンロッドが並んで装着されております。

こういうコンロッドの取り付け方法をすると、

20160308⑩

当然、前後のシリンダーもずらして配置しなきゃいけなくなりますね。

この前後でズレたシリンダーの配置が美しくない!!と昔散々友人(ハーレー乗り)に言われたものです(もちろん、冗談ですよ)。
いや、今考えると本当にどーでもいいことなんですが、気になる方には気になるようです。

OHCは前後の気筒でそれぞれ独立したカムチェーンを設ける必要があるので、どうしても前後の気筒は逆向きに配置しないといけません。

とはいっても、気筒が逆向きでも前後でピストンの位置くらい、やろうと思えば合わせられるんじゃね?と素人ながら思ってしまいますが、世のOHCツインが軒並み前後のシリンダーをズラしていることを考えるとやっぱりメカニズム的に無理だったり、やる意味がなかったりするんでしょうね。


話がかなり脱線してしまいましたが、ビューエルくんのクランクに戻りまして・・・・

20160308⑪

コンロッドとフライホイールはドラッグスターのようなボルトでの組み立てではないので、分解は厳しそう。
いかにも素人には手がでないようなものが圧入されています。

サービスマニュアルにも、もしコンロッドとフライホイールのクリアラスが規定以上になったら、アッセンブリで交換!と記載されておりますし、分解・調整は想定されていないようです。



buell XBのエンジンをバラバラにしよう!#4;プッシュロッドカバーとスタッドボルトの曲がり

20160304①

プッシュロッドカバー外しました。
初めて中を見ましたが、本当にただのカバーって感じ。中には特に何もありません。

この超プラスチック感丸出しな部品は、私がXB系エンジンで一番なんとかしたい部分なのです。ハーレー系のエンジンなのだから、XLエンジン見たいに金属パーツにしてくださいよー。


20160304②

そんな訳で似たようなエンジンを持つスポーツスター系のプッシュロッドカバーに交換したいなぁ、と長いこと思っておりました。
しかしながら、昔からプッシュロッドカバー内はロッカーアームへのオイル経路になっているものなので、このXBのエンジンでも当然そのはず。
プッシュロッドの間にいかにもオイルの経路っぽい穴が開いて空いておりますが、スポーツスターにはこんな穴無かったような・・・

流石にポンつけは無理っぽそう?まずは両車のサービスマニュアルで調べる必要がありそうですね。


20160304③

ふとシリンダーが外されたエンジンを見ていると、なんか違和感。


20160304④

あー、スタッドボルト曲がってるー!!


20160304⑤

当たり前ですが、ここには本来シリンダーがくっついているので、普通このスタッドボルトは曲がりません。

ということは、シリンダーを外した状態でエンジンを倒したとか、上に物を落としたとか?

うーん、謎だぁ・・・。


20160304⑥

どんどん発覚していく残念ポイントでお疲れの心を落ち着かせる為に、カムカバーにカムギアをセットしてくるくる回してみました。
(カムの向きは適当ですよ)

このメカメカしい感じこそ、4カムエンジンの醍醐味?

エボ以前のビッグツインやシングルエンジンは1カム、ツインカム以降のビッグツインや4発等マルチの多くは2カムであることを考えると、4カム(しかもこんなに密集)ってなかなか珍しいかもしれませんね。


プロフィール

おかぷ

Author:おかぷ
BUELL XB9Rでのバイク遊びと、DIYによるスチールガレージ改造をメイン扱っているブログ。
過去の内容をまとめたホームページもやってます。

過去作業のまとめ
KAMElife
過去の作業内容をまとめたページです。
なるべくブログ形式より見やすいようにしています。

XB9Rホイールベアリング交換
BUELL XB9Rホイールベアリング交換

XB9R強化ドライブベルト化
BUELL XB9R強化ドライブベルト化
楽天市場



BUELL XB用 K&Nオイルフィルター

BUELL XBカプラー端子補修部品

BUELL XBホイールベアリング(フロント)

BUELL XBホイールベアリング(リヤ)


シート用のスポンジはここで入手!
月別アーカイブ
ブログ内検索
ブロとも申請フォーム

12345678910111213141516171819202122232425262728293031 08